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大廃業時代到来!?

少しインパクトの強いタイトルとなってしまいました。

とはいうのも、2023年年明け以降ここ4ヶ月の間に取引先が5件廃業となりました。
正直このままでは廃業してしまうかな?と思っていた取引先が4件、まさか!?というところが1件といったところです。

廃業する会社のほとんどが、安く大量生産する工場です。
先代が入れた設備を運転させるには、膨大なエネルギー(電気、ガス、重油など)が必要となり その設備が1日回る仕事量がないとうのが原因です。
そしてここへ来てエネルギーコストの上昇が止まりません。 もちろん人件費も1日分の仕事がないわけですから、社員へ給料が払えなくなり、コロナの雇用調整金も打ち切りとなり 廃業の道を選ばざるを得ないということです。

コロナが一層廃業への道を加速させたというのが現実でしょう!

私たちは10数年前より、インクジェットの小ロット生産を進めてきましたので ことなきを得ておりますが、ただ、私たちの小ロットも生地の織りや晒など大量生産の上で今の価格が成り立っていると いうことを忘れてはいけません。

廃業する会社から、設備を移転してくると、そのまま前の会社の通りに動かせると思いがちですが 決してそんな簡単にはいきません。 そこには一生懸命設備や機械、ミシンなどを使う人々が必要となります。
そのまま継承するのはとても難しいです。
何せその廃業する工場には何十年もの人々の努力と経験があるからです。

しかし嘆いてばかりではいけません。
でもそのまま継承することができなくとも、少しでも継承できればゼロではありません。
最近はそんなことを思い、廃業する会社から設備を移設しております。 少しでも技術の継承に繋げていこうと思っております。

正直数年前から、このような形にいつかなるのでは?と思っておりましたが 今まさにそのような状況へ足を踏み入れてきているという実感です。

私どもはそのような状況でも屈せず前に向かって頑張っていこうと思っております。
常に変化を求め進化を続けていれば、なんとか頑張っていけると信じております。

「変化」というのがキーワードですね!
「変化」やチャレンジをし続けていれば、そのうち一つは当たるのでは?と努力を重ねていきます。