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インクジェット前処理工程

今回は弊社の主力の加工となっている反応染料インクジェットプリント
こちらの前処理工程について、簡単に説明していきたいと思います。

従来技法のスクリーンプリントでは
①糊②カラーこの2つを混ぜ合わせてプリントをしています。

①糊
→生地と染料を反応して化学結合するため、アルカリ性である重曹などを糊と混ぜ合わせたもの

②カラー
→反応染料を水に溶かしたリキッド

インクジェットでは、スクリーンでは混ぜ合わせていたものを別々に塗布していきます。
前処理工程では①糊(前処理材)を塗布していきます。

前処理の工程は、①コーティング②パディングという工程のどちらかで塗布します。

弊社では①コーティングという手法で塗布しています。

↑写真のような形で塗布します。

②のパディングという手法は弊社内では行なっていません。
弊社の方では生地によってパディングの手法の方が向いているというものは
協力工場で加工してプリントを行なっています。

前処理された生地は、巻取りを行ない、車内の倉庫に保管していきます。

弊社では前処理した生地を一定量保管してあり、お客様からの注文が入り次第、すぐにインクジェットプリント工程に入れるよう準備しております。

持ち込みの生地のお客様の場合は、こちらの前処理工程からの作業となりますので、弊社の持ち生地よりお時間がかかってしまいます。

 

弊社では持ち生地をこのように見本帳を作ってご案内しております。

こちらから生地を選んでもらう方が納期が早く、すでに弊社で試験ができているので、安心してご使用いただけます。