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後処理工程

今回は反応染料プリントの後処理工程について説明していきます。

反応染料プリントの場合は後処理工程が必要になります。
後処理工程とは、プリント後
蒸し→洗い→乾燥
の工程となります。

反応染料の場合、この後処理工程を経て、ようやく反応染料プリントが完成となります。

よくプリントしている色を写真で確認したいから、インクジェットでプリントをしているところを
送って欲しいと言われますが、完成した色はプリント時の色と大きく異なります。
そのため、こういったお話の場合は説明させて頂きお断りしています。

 

蒸し

蒸しの工程は蒸気で生地を蒸し、反応染料を発色させます。
この工程により反応染料が発色し、生地と共有結合し、生地に染着します。

洗い

洗いの工程は蒸しで反応しなかった染料を洗い流します。
ソーピングとも言われソーピング液(界面活性剤)で洗います。
簡単にいうと温度をかけて洗濯機で洗うというのを想像していただければ良いかと思います。

乾燥

洗い工程でれた生地を乾かします。
弊社ではシーツロールを用い、柄に合わせて、手仕事で乾燥させています。

 

後処理工程、昔はアルカリショック法という方法もあり、生地をアルカリ剤につけて
発色させる方法もありましたが、強アルカリを使用するため、環境汚染などの観点から
少なくなり、蒸し洗いが今では一般的になってきております。

弊社はオートスクリーンでは大ロットとなりますので蒸し洗いは協力工場での加工となっております。
インクジェットは弊社で全て加工を行なっております。

インクジェットの蒸し洗いを内製化することにより、お客様へスピーディに納品することが可能になっております。